ハイブリッド車の下取りで見られる点は?EV・ディーゼル・ガソリン車と比べる

ハイブリッド車や電気自動車の下取りを表すアイキャッチ

当サイトの記事は、日本自動車購入協会(JPUC)・日本自動車査定協会・自動車公正取引協議会・国税庁・国民生活センターなど公的機関や業界団体、自動車メーカー公式の公開情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。価格・制度は記事執筆時点の情報で、変わることがあります。記事内には広告を含む場合があります。

『ハイブリッド車は電池が古くなると下取りが安いって聞くけど、本当なのかな』と気になっている方も多いはずです。

結論から言うと、ハイブリッド車の下取りが高いか安いかは、パワートレインだけでは決まりません。

ただ、ハイブリッド車や電気自動車には、駆動用電池の保証という、ガソリン車にはない確かめどころがあるんです。

この記事を読めば、パワートレインごとに下取りで見られる点と、相場の確かめ方が分かります。

車を買い替える予定の人

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ハイブリッド車を下取りに出して、電気自動車に乗り換えようか迷っています。電池のことって査定で見られるんですか?

案内役

駆動用電池の保証がどれくらい残っているかは、確かめておきたいところです。まずは車検証の初度登録年月と走行距離を見てみましょう。

パワートレインごとに、下取りで見られる点は違う?

先に結論

年式・走行距離・状態・修復歴で見られるのは、どのパワートレインでも同じです。そのうえで、ハイブリッド車や電気自動車は電池の保証、ディーゼル車は税の年数が加わります。

日本自動車査定協会の査定は、外装・内装、走行キロ数、修復歴などを「標準状態」と比べて加点・減点する考え方です。

これはガソリン車でもハイブリッド車でも変わりません。

違いが出るのは、パワートレインならではの部品や税の仕組みなんです。

パワートレイン下取りで確かめておきたい点手元で用意できるもの
ガソリン車年式・走行距離・整備の記録。13年を超えると自動車税が重くなる点検整備記録簿
ハイブリッド車(HV)駆動用電池などの保証がどれくらい残っているか保証書・点検整備記録簿
プラグインハイブリッド車(PHEV・PHV)駆動用電池の保証。充電ケーブルなどの付属品保証書・付属品
電気自動車(EV)電池の容量の保証。充電ケーブルなどの付属品保証書・容量の表示
ディーゼル車11年を超えると自動車税が重くなる点検整備記録簿

自動車税の重い税率は、ガソリン車が初回の登録から13年超、ディーゼル車が11年超で対象になります(東京都主税局)。

一方、電気自動車と、ガソリンを燃料とするハイブリッド車は、この重い税率の対象外です。

年式が古くなった時に、税の面で差が出るのはここなんです。

パワートレインごとに下取りで確かめる点を示した図解

ハイブリッド車の下取りで見られる点

車を買い替える予定の人

ハイブリッドの電池って、何年くらいで交換になるんですか?

案内役

トヨタは、寿命は使い方や走り方で違うので一概に言えないと説明しています。年数を決めつけずに、保証の残りを確かめるのが近道ですよ。

ハイブリッド車の駆動用電池は、新車のメーカー保証の対象になっています。

主なメーカーの保証は、次のとおりです。

メーカー対象期間
トヨタ特別保証。ハイブリッド車は駆動用電池・インバーターなども対象新車登録から5年間、期間内でも10万kmまで
日産ハイブリッド車・e-POWER車のリチウムイオンバッテリー新車登録から5年間または10万kmの早いほう
ホンダFIT e:HEVのハイブリッドバッテリー(メーカー保証)新車登録から5年間・10万kmまで

出所は各メーカー公式サイトです(2026年10月時点)。販売店の有償の延長保証は、メーカー保証とは別のものです。

『ハイブリッドの電池は10年保証』と書かれているのを見かけることもありますよね。

ただ、トヨタ・日産・ホンダの新車のメーカー保証は、どれも5年・10万kmです。

保証が残っている車なら、そのことを見積もりの時に伝えておきましょう。

車名で確かめる時のポイント

フィット ハイブリッドやシャトル ハイブリッド、ヴェゼル ハイブリッドのように、車名のあとに「ハイブリッド」と付けて呼ばれる車がありますよね。

ホンダのヴェゼルも、初代(2013年発売)にはハイブリッド車とガソリン車があり、現行の2代目もe:HEVとガソリン車のGがあります。

同じ車名にガソリン車がある時は、下取り価格を調べる時に、ハイブリッドかどうかとグレードを正しく選ぶことが大事です。

アクセラ ハイブリッドやカムリ ハイブリッド、アコード ハイブリッド、フーガ ハイブリッドのような車も、同じように車検証と保証書で仕様を確かめてから見積もりを頼んでみてください。

トヨタの下取り参考価格シミュレーションのように、メーカー・車名・年式・グレードを選んで参考価格を出せるツールもあります。

ただ、出てくるのはあくまで参考価格で、その金額での下取りが保証されるわけではありません。

トヨタのハイブリッド車の見方はプリウスの下取り価格やアクアの下取り価格でも紹介しています。

電気自動車・PHEVの下取りで見られる点

先に結論

電気自動車は、電池の容量にメーカー保証が付いている車があります。リーフ・テスラ・アウトランダーPHEVなどは、保証の条件と付属品を確かめてから見積もりを取ります。

日産リーフは、バッテリーの容量に「8年160,000km」の保証があります。

新車登録から8年または160,000kmの早いほうまで、容量計が9セグメントを割り込んだ場合に修理や部品交換で9セグメント以上に戻す、という内容です(日産 リーフ公式)。

トヨタのbZ4Xは、バッテリーの容量が70%を下回った場合などに、新車登録日から10年間(期間内でも20万kmまで)の保証があります。

これはメーカー保証の8年16万kmに、BEVバッテリーサポートプラスの2年4万kmを足したものです(トヨタ公式FAQ)。

『日産リーフの下取りは安いらしい』という声を見かけて、不安になる方もいますよね。

ただ、下取り額は年式や状態、電池の容量の状態でも変わるので、車名だけで安いかどうかは決まりません。

日産リーフの下取り価格を確かめる時は、容量計のセグメントの数と、保証がいつまで残っているかを見積もりの前に確かめておきましょう。

見積もりの時に「容量計はいま何セグメントで、電池の保証はまだ残っています」と伝えると、話が早いですよ。

電気自動車・PHEVを下取りに出す前に
  • 車検証の初度登録年月と、今の走行距離を確かめる
  • 電池の保証の期間と条件を、保証書やメーカー公式で確かめる
  • 電池の容量の表示(リーフなら容量計のセグメント)を見ておく
  • 充電ケーブルなど、付属品がそろっているかを確かめる

テスラのモデル3は、テスラ公式で「スポーツEVセダン」と案内されている電気自動車です。

テスラの下取り相場や下取り価格は、モデル3かモデルYか、グレード、年式で変わります。

テスラの電池の保証の内容は、テスラ公式で確かめておきましょう。

三菱のアウトランダーPHEVは、三菱の公式ラインアップ(2026年11月時点)にSUVとして載っているプラグインハイブリッド車です。

アウトランダー PHEVの下取り相場を確かめる時も、年式とグレード、充電ケーブルなどの付属品がそろっているかを伝えて見積もりを取ってみてください。

なお、PHEVは以前「PHV」と呼ばれていた車もあります。

例えばトヨタのRAV4は、2020年6月から2025年12月まで「RAV4 PHV」という車名で、今は「RAV4のPHEV」です。

電気自動車は、同じ車名でも電池の状態や保証の残りが1台ずつ違うので、いくつかの見積もりを並べることが大事なんです。

よくある相談:ハイブリッド車・ディーゼル車の下取りのこと

Yahoo!知恵袋にも、パワートレインと下取りについての相談がたくさん寄せられています。

ここでは、よく見かける3つの相談に答えていきますね。

次に買うならガソリン車とハイブリッド車のどちら?

下取りまで考えた時、ガソリン車とハイブリッド車のどちらを買えばいいか、という相談です。

ガソリン車の下取りとハイブリッド車の下取りのどちらが高くなるかは、車名や年式、その時の市場で変わるので、この記事では言い切れません。

言えるのは、ハイブリッド車には駆動用電池の保証があり、13年を超えた時の自動車税の重い税率の対象外になる、ということです。

乗り方や年間の走る距離とあわせて、買う車を選んでみてください。

ディーゼル車の下取りは、ガソリン車より有利?

ランドクルーザーのプラドのディーゼル車は下取りで有利か、という相談です。

ディーゼル車の下取りが有利かどうかを示す公的なデータはありません。

トヨタのランドクルーザー”250″には、2.8Lディーゼル車と2.7Lガソリン車の2つのタイプがあります。

同じ車名でもディーゼルかガソリンかで仕様が違うので、パワートレインを正しく伝えて見積もりを取ることが大事です。

デミオ ディーゼルやパジェロ ディーゼル、BMW X1のクリーンディーゼルを下取りに出す時も、同じように燃料の種類とグレードを確かめておきましょう。

車検証の「燃料の種類」の欄を見れば、軽油かガソリンかを確かめられます。

ハイブリッド車の下取り価格は高い?安い?

ハイブリッド車の下取り価格は高いという話と、安いという話があって、どちらが本当か分からない、という相談です。

ハイブリッド車の下取りが安いのか高いのかは、パワートレインだけでは決まりません。

ハイブリッド車の下取り価格も、年式・走行距離・状態・色・モデルチェンジの時期などで変わります。

『ハイブリッドだから安い』と思い込まずに、保証の残りを伝えたうえで見積もりを比べてみてください。

下取りで評価されやすい車の傾向は下取りが高い車の条件で紹介しています。

下取りに出す前に、買取の相場も確かめておく

車を買い替える予定の人

電気自動車って、ディーラーの下取り以外の売り方もあるんですか?

案内役

はい、買取店に売る方法もありますよ。電気自動車やハイブリッド車ほど、いくつかの見積もりを並べて相場を知っておくと決めやすいです。

今の車の手放し方は、ディーラーの下取りだけではありません。

車の買取店に売って、そのお金を次の車の購入にあてる方法もあります。

例えば、ディーラーで「下取りは仮に50万円です」と言われたとします。

その時に買取店の査定額が手元にあれば、50万円が高いのか低いのか、自分で判断できますよね。

下取りの見積もりの前に、買取店の査定で今の車の相場を知っておきましょう。

相場の調べ方は車の下取り相場の調べ方、輸入車の場合は外車・輸入車の下取り、下取りの全体像は車の下取りとは?で紹介しています。

ハイブリッド車や電気自動車の下取りの前に相場を確かめる流れの図解

新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく

新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。

『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。

手放し方の選択肢

今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。

納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。

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買取店の査定を受ける前に、すぐ金額の目安が分かるのが便利なところです。

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この事実を知らないと、新しい車への買い替えで損をしてしまう可能性があります

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これが、車の買い替えで損をするか、得をするかの分かれ目になります。

すでに調べ尽くしている方は「知ってるよ」と思うかもしれません。でも、ピンと来なかった方は、ここだけは最後まで読んでみてください。

ポイントは「今の車をどう手放すか」です。

多くの人は、新しい車を買うお店でそのまま下取りに出します。でもこれは、損をしやすい典型的なパターンなんです。

販売店も商売なので、下取りはできるだけ安く引き取りたいのが本音です。

下取りの商談でよくある流れ
  • まず、控えめな下取り額を提示される
  • 「がんばって、ここまで上げました!」と金額が上がる

金額が上がると、サービスしてもらったように感じますよね。

ただ、最初の金額には上げる余地が残してあることも多く、上がった後の金額でも、まだ本当の価値より安いことがあります。

比べる材料を持たずに商談に行くと、もっと高く売れたはずの車を、そのまま安く手放してしまうこともあるんです。

実際に、ナビクルの公式サイトでは、下取りより一括査定のほうが高く売れた実例が紹介されています。

ナビクル公式サイトに掲載された下取りと一括査定の差額の実例
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ナビクル査定事例より。個人の感想であり、実際の査定・売却額を保証するものではありません。

ナビクルのアンケートでは、買取価格は下取り価格より平均28.7万円高いという結果も出ています。

「平均28.7万円」はナビクル実施のアンケート調査結果です(2024年1月〜2025年12月・回答4,489件)。ナビクルを利用し実際に売却された方の査定最高額と下取り価格の差額平均額です。

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それより安い下取り額では、話がまとまりにくくなります。

それでも下取り額が上がらなければ、高く買ってくれる買取店に売ればいいだけです。売るかどうかは、金額を見てから決めて大丈夫ですよ。

査定額を比べると最高額が分かることを示したナビクルの図
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逆に、約47秒の入力でそれを防げる可能性があるなら、こんなに割のいい作業はなかなかありませんよね。

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よくある質問

ハイブリッド車の電池の保証は、下取りの後も引き継がれますか?

保証の引き継ぎの条件はメーカーごとに違います。保証書と、メーカー公式の案内で確かめてみてください。

電気自動車の下取り価格は、何を見て決まりますか?

年式・走行距離・状態に加えて、電池の容量や保証の残り、付属品がそろっているかも確かめておきたい点です。複数の見積もりで確かめましょう。

ガソリン車は、ハイブリッド車より下取りで不利ですか?

パワートレインだけで有利・不利は決まりません。ガソリン車は13年を超えると自動車税が重くなるので、手放す時期を考える材料にはなります。

まとめ

この記事の要点
  • 年式・走行距離・状態で見られるのは、どのパワートレインでも同じ
  • ハイブリッド車の駆動用電池のメーカー保証は、トヨタ・日産・ホンダとも5年・10万km
  • リーフは容量に8年160,000km、bZ4Xは10年(20万kmまで)の保証がある
  • ガソリン車は13年超、ディーゼル車は11年超で自動車税が重くなる。EVとガソリンを燃料とするHVは対象外
  • 車名だけで高い・安いと決めず、保証の残りを伝えて見積もりを比べる
車の下取り相場.jp

車の下取り相場.jp 編集部

車を買い替える時の下取りの仕組み、下取り相場の調べ方、ディーラー下取りと買取の違い、下取りに出すタイミングを、公的機関・業界団体・自動車メーカーの公開情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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