車の下取りに出す時期はいつ?4月1日・車検・モデルチェンジで考える

車の下取りに出す時期の考え方を表すアイキャッチ

当サイトの記事は、日本自動車購入協会(JPUC)・日本自動車査定協会・自動車公正取引協議会・国税庁・国民生活センターなど公的機関や業界団体、自動車メーカー公式の公開情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。価格・制度は記事執筆時点の情報で、変わることがあります。記事内には広告を含む場合があります。

『車の下取りに出すなら、いつがいちばんいいんだろう』と、時期で迷っている方も多いはずです。

結論から言うと、「この月に出せば高い」と言い切れる時期はありません。

ただ、時期を考える物差しはあります。自動車税の4月1日、車検、モデルチェンジ、年式の節目、そして新車の納車時期の5つです。

この記事を読めば、自分の車にとってどの節目が大事かが分かり、下取りの時期を落ち着いて決められます。

車を買い替える予定の人

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3月は決算期だから下取りが高くなる、と聞いたことがあります。本当ですか?

案内役

3月に新車がよく売れるのは、データで見ても確かです。ただ、下取り額が高くなると言える公的なデータはないので、時期だけで決めずに相場を見て判断しましょう。

下取りの時期を考える5つの物差し

先に結論

下取りの時期は「お金が動く日」と「車の値打ちが変わりうる節目」で考えます。自分の車に関係する物差しから順に確かめていきましょう。

時期を考える時に見ておきたい物差しを、表にまとめました。

物差し何が変わるか確かめる場所
自動車税の4月1日その年度の自動車税を誰が払うか車検証の所有者・都道府県の案内
車検の満了日車検を通すかどうか、査定での車検の残り車検証閲覧アプリ・自動車検査証記録事項
モデルチェンジ新型の発売で、今の車の値打ちが動くことがあるメーカー公式の発表
年式の節目13年を超えると税金が重くなる車検証の初度登録年月
新車の納車時期今の車をいつまで乗り、いつ引き渡すかメーカー公式の工場出荷時期の目処・販売店

全部を気にする必要はありません。

例えば「3月に売るか4月に売るか」で迷っているなら、自動車税の物差しがいちばん効いてきます。

車検が近いなら車検の物差し、新型が出そうならモデルチェンジの物差し、というふうに選んでみてください。

下取りの時期を考える5つの物差しの図解

状況別に、どの物差しを見るか

自分の状況に近いものを探してみてください。

状況の例まず見る物差し考えておきたいこと
2月に新車を契約し、納車は3月末の予定自動車税の4月1日名義変更が3月31日までに終わるか
車検の満了日が3か月後に来る車検の満了日車検を通すか、通さずに出すか
乗っている車の新型が発表されたモデルチェンジ今の金額を一度知っておく
初度登録から12年が過ぎた年式の節目13年を超える前後で税金がどう変わるか
人気の新車で納期が長そう新車の納車時期引き渡しまで乗る間の走行距離と相場の動き

例えば、5年乗ったミニバンを新車に買い替える場合を考えてみましょう。

商談が2月で、納車が4月にずれ込みそうなら、自動車税の4月1日をまたぐかどうかが話のポイントになります。

その場合は「納車が4月になったら、自動車税の扱いはどうなりますか?」と、商談の段階で聞いておくと安心です。

自動車税の4月1日を意識する

車を買い替える予定の人

3月の終わりに下取りに出すと、自動車税はどうなるんですか?

案内役

ここは日付がはっきり決まっているので、先に知っておくと安心ですよ。4月1日に誰の名義になっているかで決まるんです。

東京都主税局によると、自動車税は4月1日現在、車検証に所有者として登録されている人に1年分がかかります。

ローンなどで所有権が販売店側に残っている場合は、使用者にかかる扱いです。

JPUCは、名義変更が3月31日までに終わらないと、売った人に納税通知が届くことがあると説明しています。

つまり3月に下取りに出すなら、名義変更がいつ終わるかが大事なところなんです。

名義変更では月割の還付はない

『年度の途中で手放したら、残りの月の分は戻ってくるよね』と思う方もいるかもしれません。

実は、名義変更(移転登録)で手放した場合、制度上の月割の還付はありません。

月割で減るのは、抹消登録をした時の話です。

軽自動車税には、もともと月割の仕組みがありません。

未経過分の扱いは見積書で確かめる

買取では、自動車税の未経過分にあたる額を契約金額に含めて提示されることが多い、とJPUCは説明しています。ディーラーの下取りでどう扱うかは公的な説明が見つからないため、見積書や契約書の内訳で確かめておきましょう。

税金の扱いは下取りと自動車税で詳しく紹介しています。

3月に出すなら、こんな聞き方を

例えばこんなふうに聞いておくと、あとで慌てずに済みますよ。

  • 「名義変更は3月31日までに終わりますか?」
  • 「自動車税の未経過分は、見積書のどこに入っていますか?」
  • 「名義変更が済んだら、車検証のコピーをもらえますか?」

新車が多く売れる3月・9月はどう考える?

『3月と9月は下取りに有利』という話をよく見かけますよね。

まずは、データで言えることだけを見てみましょう。

日本自動車販売協会連合会(自販連)の登録車の新車販売台数を、月別に並べました。

年3月9月年間で最も少ない月
2025年329,918台(年間最多)265,391台(2番目)8月 186,594台
2024年303,216台(年間最多)274,378台(2番目)5月 201,643台

出所は自販連の車種別登録台数(軽自動車を除く)です。

軽自動車は、全国軽自動車協会連合会のデータで2022年・2023年・2025年は3月が年間最多、2024年は9月が最多でした。

データで言えるのは「新車がよく売れる月」まで

3月は新車がよく売れる月で、9月も多い月だということは数字で分かります。

ただ、その理由が決算期なのかどうかの公的な説明は見つかりませんでした。

そして、下取り額が3月や9月に高くなる、と示す公的なデータもありません。

気をつけたいこと

「3月なら高く下取りしてもらえる」と思い込んで、相場を見ずに決めてしまうのはもったいないです。新車の商談が多い時期は納期が延びることもあるので、納車の目安も一緒に聞いておきましょう。

3月に買い替えるなら、4月1日とセットで考える

3月は新車がよく売れる月で、しかも自動車税の4月1日の直前でもあります。

3月に買い替えるなら、新車の登録の時期と、今の車の名義変更の時期を両方確かめておくと安心ですよ。

モデルチェンジと年式の節目

先に結論

新型が出ると、今の車の値打ちが動くことがあります。年式では「13年」が税金の節目です。どちらも、近づいてきたら早めに相場を確かめておきましょう。

モデルチェンジの前後

トヨタの下取り参考価格シミュレーションの注意書きには、実際の下取り価格が変わる要因として、モデルチェンジ(新型車の発売など)が挙げられています(2026年11月時点)。

ほかにも、走行距離や車の状態、事故歴、ボディカラー、地域や市場の動き、時間の経過が並んでいます。

『新型が出る前に手放したほうがいいのかな』と気になるのは自然なことです。

ただ、どれくらい動くかは車ごとに違うので、言い切ることはできません。

新型の発表が気になり始めたら、その時点で一度見積もりを取って、今の金額を知っておくのがおすすめです。

13年を超えると税金が重くなる

東京都主税局によると、自動車税はガソリン車・LPG車が初回の新規登録から13年を超えると重くなり、重課の割合は概ね15%です。

ディーゼル車は11年を超えると対象になり、ハイブリッド車(ガソリン)や電気自動車は対象外です。

軽自動車税も、最初の新規検査から13年を過ぎると重課の税額になります(富山市の案内では自家用乗用で年10,800円が12,900円)。

車検の時に払う自動車重量税も、13年経過の車は税額が上がる仕組みです。

年式の節目何が変わるか確かめ方
13年を超える(ガソリン車の自動車税)税額が概ね15%重くなる車検証の初度登録年月
11年を超える(ディーゼル車の自動車税)重課の対象になる車検証の初度登録年月
13年を過ぎる(軽自動車税)重課の税額になる車検証の初度検査年月
13年経過(自動車重量税)車検時の税額が上がる次回自動車重量税額照会サービス

何年で買い替える人が多い?

日本自動車工業会(JAMA)の「2025年度 乗用車市場動向調査」では、前に持っていた車の平均保有期間は7.2年でした。

「10年超」と答えた人も3割弱いて、買い替えの時期は人によってかなり違います。

この調査は2025年度からWeb調査に変わったので、過去の数字とそのまま比べることはできません。

平均に合わせる必要はなく、自分の車の節目に合わせて考えれば大丈夫ですよ。

年式ごとの考え方は年落ちの車の下取りで詳しく紹介しています。

走行距離も「節目」になることがある

日本自動車査定協会は、査定を「標準状態」と比べて加点や減点をする考え方だと説明しています。

例として、同じ2年乗った車でも、走行キロ数が標準より少なければ加点されると書かれています。

乗る距離が多い方は、時期を延ばすほど走行距離も増えていく、と頭に入れておきましょう。

走行距離の考え方は走行距離と下取りにまとめています。

車検の満了日と、新車の納車時期

車を買い替える予定の人

車検が近いんですが、通してから下取りに出すのと、通さずに出すのはどっちがいいですか?

案内役

迷うところですよね。車検にかかったお金がそのまま査定に上乗せされるとは限らないので、車検の前に一度見積もりを取ってみるのがおすすめです。

三菱自動車の公式中古車サイトの買取・査定ガイドでは、修理や車検をしても、その費用を回収できるとは限らないので、そのままにしておくよう案内しています。

日本自動車査定協会の「標準状態」には、車検の残り月数3カ月以内という項目があります。

車検の残りが多い車は、査定の時にその点も見てもらうことになります。

車検が近い時に確かめること
  • 車検の満了日(電子車検証は車検証閲覧アプリなどで確認)
  • 継続検査は満了日の2か月前から受けられる
  • 新車の納車が満了日の前に間に合いそうか
  • 車検を通した場合と通さない場合の見積もり

車検が切れてしまいそうな時

新車の納車が車検の満了日に間に合わないこともありますよね。

その場合は、短い期間のために車検を通すかどうかを、販売店と早めに相談しておきましょう。

国土交通省の案内では、普通車の名義変更(移転登録)の書類に「有効期間のある車検証」が挙げられています。

車検が切れたままだと手続きの段取りが変わることがあるので、満了日が近い時ほど早めに動くのが安心です。

車検の前に出すか、通してから出すかは車検前に下取りに出すべきかで比べています。

新車の納車時期と、引き渡しの時期を合わせる

時期を考える時に、意外と大事なのが新車の納車時期です。

下取りに出す車は、新車が届くまで乗ることが多いからなんです。

トヨタの公式FAQでは、下取り価格は、次の車の納車まで今の車に乗るので、実際に手放すまでの相場の変動を見込んで出すと説明しています。

そのため、すぐ手放す前提の買取り価格より低くなる場合がある、という説明です。

納期はメーカー公式で確かめるのが確実です。

トヨタ・日産・マツダ・SUBARUは、工場出荷時期の目処を公式サイトで公開し、随時更新しています(2026年11月時点)。

日産やマツダは、工場出荷のあとにも販売店への輸送や納車準備に日数がかかると案内しています。

納車と引き渡しを合わせる手順
  1. 新車の工場出荷時期の目処をメーカー公式で確かめる
  2. 販売店で納車の目安を聞く
  3. 今の車の見積もりを取り、引き渡しの日を相談する
  4. 4月1日や車検の満了日をまたがないか確かめる
  5. 納車の日が決まったら、引き渡しの日を確定する

納車待ちの間の考え方は新車の納車待ちと下取りで詳しく紹介しています。

時期を待つより、先に今の車の相場を知っておく

車を買い替える予定の人

結局、いつ動き出せばいいんでしょう。

案内役

買い替えを考え始めた時が、いちばんの動き出し時です。相場を知っておけば、時期の節目が来た時にすぐ判断できますよ。

ここまで見てきたように、時期の物差しはいくつもあります。

でも、どの物差しも「今の車がいくらくらいなのか」が分かっていないと、損得を比べられません。

だから時期を待つより先に、今の車の相場を知っておくのが近道なんです。

相場の知り方は1つではない

トヨタとレクサスは、メーカー公式の下取り参考価格シミュレーションを用意しています。

表示はあくまでも参考価格で、その金額での下取りを保証するものではありません。

もっと実際の金額に近い目安を知りたい時は、買取店の査定を受けてみてください。

査定の前にそろえておくもの(JPUCの案内)
  • 車検証と自賠責保険証書
  • リサイクル券
  • 整備記録簿(メンテナンスノート)と取扱説明書
  • スペアキーと、外した純正部品

日本自動車査定協会によると、査定価格の出発点になる基本価格は販売店ごとに違うので、何社かの見積もりを並べると相場の幅が見えてきます。

下取りだけでなく、買取店に売る方法もある

手放し方は、ディーラーの下取りだけではありません。

買取店に売り、新車は下取りなしで買う方法もあります。

その場合は、新車の納車日に合わせて引き渡しの日を買取店と相談しておきましょう。

ディーラーの下取り額と買取店の見積もりを並べれば、下取り額が妥当かどうかも判断しやすくなります。

比べる点ディーラーの下取り買取店に売る
金額の出し方納車までの相場の動きを見込むその時点の相場を基準にする
引き渡しの日新車の納車に合わせやすい納車に合わせて相談する
手間窓口がひとつ購入と売却で2か所

『比べるのは面倒そう』と思うかもしれません。

でも、比べておくと「この時期に出してよかった」と自分で納得できますよ。

時期を待つより先に相場を知って比べる流れの図解

よくある相談:下取りの時期

Yahoo!知恵袋にも、下取りの時期についての相談が寄せられています。

よく見かける3つに答えていきますね。

新型が来年発売される。今の見積もりで契約していい?

新型のコンパクトカーが近く発売されると聞き、今の車の下取りの見積もりをもらったという相談です。

新型の発売はモデルチェンジにあたり、今の車の値打ちが動く要因のひとつです。

見積もりの有効期限と、納車までの間に下取り額が見直されることがあるかを、契約前に聞いておきましょう。

買取店の見積もりも取って並べておくと、判断しやすくなりますよ。

車検が来年なら、それまで乗ってから出すべき?

車検が来年に来るハイブリッド車を、買取と下取りのどちらで、いつ出すかという相談です。

車検までの残りが長いうちは、急いで決める必要はありません。

ただ、乗り続けると走行距離も年式も進むので、今の金額を一度知っておくと比べやすくなります。

車検の満了日の2か月前から継続検査を受けられるので、その少し前には方針を決めておきましょう。

残クレの満了が来年3月。返すか乗り換えるか迷う

残価設定型のローンが来年3月に終わり、返す・乗り換える・買い取るのどれにするかという相談です。

ダイハツの「ワンクレ」では、購入した販売会社に返して乗り換える場合や返却する場合は、残価分の支払いはいらないと案内しています。

ただし、車の状態が決められた範囲を外れると精算金がかかります。

3月の満了なら、4月1日の自動車税とも重なるので、名義の扱いも販売会社に聞いておきましょう。

ローン中の車の考え方はローン・残クレ中の車を下取りに出すで紹介しています。

新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく

新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。

『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。

手放し方の選択肢

今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。

納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。

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よくある質問

車の下取りに出す時期は、3月がいちばん高いですか?

3月は新車がよく売れる月ですが、下取り額が高くなると示す公的なデータはありません。時期だけで決めず、相場を見て判断しましょう。

4月に入ってから下取りに出すと、自動車税はどうなりますか?

4月1日に車検証の所有者になっている人に、その年度の1年分がかかります。名義変更で手放しても、制度上の月割の還付はありません。

モデルチェンジの前に手放したほうがいいですか?

新型の発売は値打ちが動く要因のひとつですが、どれくらい動くかは車ごとに違います。気になり始めたら、一度見積もりを取って今の金額を知っておきましょう。

13年を超える前に手放したほうがいいですか?

13年を超えるとガソリン車の自動車税は概ね15%重くなります。乗り続けるか手放すかは、税金だけでなく相場とあわせて考えましょう。

下取りの時期は、新車の納車に合わせるものですか?

下取りに出す車は、納車まで乗ることが多いです。納車の目安を聞き、4月1日や車検の満了日をまたがないかも確かめておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 「この月なら高い」と言い切れる下取りの時期はない
  • 物差しは、自動車税の4月1日・車検・モデルチェンジ・年式の節目・納車時期の5つ
  • 3月に出すなら、名義変更が3月31日までに終わるかを確かめる
  • 新車が多く売れるのは3月と9月。ただし下取り額との関係を示すデータはない
  • 時期を待つより先に相場を知り、下取りと買取の見積もりを並べて決める
  • 下取りの全体像は車の下取りとはで確かめられる
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車の下取り相場.jp 編集部

車を買い替える時の下取りの仕組み、下取り相場の調べ方、ディーラー下取りと買取の違い、下取りに出すタイミングを、公的機関・業界団体・自動車メーカーの公開情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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